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むかわタンチョウ見守り隊

2011年に飛来したつがいのタンチョウを「ネイチャー研究会inむかわ」(1996年設立)は見守ってきました。2015年にヒナが亡くなってしまう事故を転機に「むかわタンチョウ見守り隊」が生まれました。


活動の概要

2015年2月に、このタンチョウを守るために初めて #研修会 を開催し、多くの意見のあった「情報を公開しないで見守る」ことに方針を決めます。しかし、2015年に心無いカメラマンに追われ、一カ月近く育った2羽のヒナが行方不明になってしまいます。そこで、翌2016年2月の研修会で「情報を公開し、積極的に見守る」に方針を変えました。

道央の水田地帯に進出して、冬も給餌に頼らず、厳しい環境下で生きるタンチョウを尊重し、タンチョウの生態や子育ての状況などを、多くの方に理解を広める活動をしています。


活動の成果

2016年3月に「むかわタンチョウ見守り隊」が結成され、育雛地などの見守り活動を開始。4月からはむかわ町広報誌に「むかわのタンチョウを守るために」を毎月連載、啓蒙看板・パンフレットも作成しました。年に2回の研修会を開催し、特に2016年9月には「知ってる?タンチョウのこと」と題して、子供たちと一緒に学びました。私たちの活動は #地域 の新聞や広報誌で伝えられ、地域の人にタンチョウは温かく見守られています。

 2017年には酪農学園大の学生による「道央圏における繁殖期の行動圏利用について」の研究を支援。7月にはNPO法人タンチョウ保護グループによる標識調査も行いました。むかわのタンチョウのつがいは、今年で四子目のヒナを育てました。


活動のポイント

・観察に際しては日本野鳥の会レンジャーや研究者(#専門家)の指導の下に

・タンチョウを守る方針はみんなで協議して決める

・秋期に「タンチョウを学ぶ」、冬期に「タンチョウを守るため」の意見交換を中心とした研修会を開催

・会員のみならず、タンチョウに関心ある多くの方の意見を尊重する

・冬も給餌に頼らず、家族だけで生きる、野生生物としてのタンチョウを尊重する

・自分たちに出来ることを一つずつ解決して行く





文章・写真:小山内 恵子(ネイチャー研究会inむかわ)

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