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北海道しめっちカルタ

全道の小中学生から作品を募集してつくった

北海道ラムサールネットワーク(HRN)による湿地の普及啓発ツール!


活動の概要

北海道内の小中学生から湿地に関わる句と絵を公募して、集まって254点の作品の中からHRNメンバーがカルタの読み札と取り札になる作品を選考しました。五十音で一枚ずつは選考できなかったので、「あ」の札が3枚あったり、「H」の札があったり、普通のカルタより少し枚数が多かったりします。採用作品の中から最優秀賞、優秀賞の他、各湿地からの賞をそれぞれ選定して、賞品を進呈しました。集まった全ての作品は「しめっちカルタ原画展」として道内ラムサール湿地などを巡回 #展示 しています。また、採用作品の #解説 シートをつくり、特設サイトで公開しています。


活動の成果

当初十分な作品を集められるか懸念していましたが、HRNメンバーが地域の #小学校#中学校 に働きかけるなどして多くの作品を集めることができました。学校に働きかけることで、学校の先生や生徒、その保護者にも、湿地への関心を多少なりとも喚起できたと思います。完成したカルタは各地の自然系施設、地域の学校や公共施設に配布しましたが、アジア湿地シンポジウムなどのイベントでも配布し、北海道の湿地をPRするツールとしても活用しています。各地で開催した原画展は、応募者の家族が見に来るなど、湿地を身近に感じる機会を提供できたかと思います。カルタはHRNメンバー主催のイベント等で使っていますが、継続的に活用することが課題です。


活動のポイント

・特設サイトを作り、情報を随時アップデートすることで、活動の周知や記録に役立てることができます。

・作品を募集する際には、単に郵送等でチラシを配布するのではなく、直接働きかけることで、親身に協力してもらうことができます。

・各湿地からの賞はそれぞれの湿地の特産品としましたが、「釧路湿原賞」を受賞した地元の子には宮島沼から賞品が届くなど、遠くの湿地の賞品が届くようにしました。

・原画展や解説シートなど、単にカルタを作るだけでなく、そこから派生することにも重点を置くことが大事です。

・絵札にはユニークな作品も多く、ポスターにするなどの「n次利用」が可能です。




文章・写真:牛山克巳(宮島沼水鳥・湿地センター)

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