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みやぷら~宮島沼の保全と再生に関するマスタープラン~

更新日:2018年5月10日

急速に悪化している水環境、長年の課題となってきたマガンによる食害問題…。

宮島沼と周辺地域、石狩川流域まで見渡す、協働取り組みの指針ができました!


活動の概要

美唄市の主催で開催した「宮島沼の水環境の保全と再生に関する検討会議」において作成された湿地の保全と再生、湿地の多様な価値の創出と持続的利用に関する基本 #計画 です。宮島沼、周辺地域、石狩川流域においてそれぞれ目標を立て、目標にいたるまでの道筋を示しました。みやぷらは、対象となる宮島沼、周辺地域、石狩川流域に関わる全ての関係者が、その課題解決と望むべき将来目標に向けて、協力して取り組みを進めていくための指針として作成しました。


活動の成果

・宮島沼と周辺地域における課題について、いくつもの調査や研究が行われ、試験的な対策が行われてきましたが、それらの成果をまとめ、基本計画に活かすことができました。

・検討会の議論を通じて、構成員が宮島沼と地域の将来像を共有することができました。

・今後は、検討会構成員を中心に、さらに賛同者や参画団体を募り、計画を共有するとともに、連携して取り組みを進めるため、協力機関や団体による「みやぷらパートナー」を組織し、行動計画を作成するなどを予定しています。計画はつくってからがスタートです!


活動のポイント

・計画づくりは科学的な知見に基づいて行われることが基本となりますので、各方面の #専門家 や技術者の参画は不可欠ですし、コーディネータは科学的な知見をきちんと理解することが必要となります。

・宮島沼では、多くの専門家に参加してもらいながら、以前から宮島沼の実態把握と課題解決に向けた調査研究活動を進めていたことで、計画づくりがスムーズに行われました。

・計画づくりには、全ての利害関係者が、対等な立場で加わっている必要があります。

・マガンによる小麦食害問題のように利害対立がある場合は、科学的根拠に基づいた共存・共栄に向けたプランの提示と、利害関係者との積極的な対話が不可欠です。



文責:牛山克巳(宮島沼水鳥・湿地センター)

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