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ウェットランドセミナー

更新日:2018年5月10日

湿地における研究や活動の成果を共有して、湿地を盛り上げる!

1993年から開催されているセミナーはすでに130回を超えました!


活動の概要

1993年に湿原セミナーの名称で高橋英紀先生によってはじめられ、後にウェットランドセミ

ナーと改名されました。このときから湿地全体に対象が広がっただけでなく、湿地の自然科学的研究から人文・社会科学的研究、湿地における市民活動、生活や文化にまでテーマが広がっています。また、座学だけではなく、勇払原野におけるハスカップ見学会や平取町におけるアイヌの伝統的儀式アシリチェプノミの見学などのエクスカーションも行っています。2017年にはセミナー100回記念出版となる「湿地の科学と暮らし 北のウェットランド大全」(北海道出版会)を発刊しました。


活動の成果

歴史あるウェットランドセミナーによって、道内における湿地の専門家や研究者が良いつながりを持てています。宮島沼における研究成果を報告する「宮島沼研究発表会」をウェットランドセミナーの企画として行っていたところ、石狩川流域全体を見渡す必要があるとの観点から「石狩川流域 湿地・水辺・海岸 #ネットワーク」創設のきっかけのひとつになりました。いまでは上記ネットワークと「しめっちフォーラム」を共催し、ウェットランドセミナーが学生ポスター賞の審査を行うなどしています。他にも北海道ラムサールネットワークや大沼ラムサール協議会との共催企画もあり、湿地における知の協働が進んでいます。


活動のポイント

・セミナーは運営委員が各々年一回は企画を行うことでまわしていきます。

・基本的に演者には #ボランティア でいらしていただきますが、交通費等を支給できれば遠方からの演者を招きやすくなります。

・参加者が10名と少ないときもあり、研究者や学生以外にも、たくさんの湿地関係者や湿地に興味のある方々に参加してもらうため、開催場所や告知方法の工夫が必要です。

・技術者のための継続教育(Continuing Professional Development:CPD)の認定が得られるようにしたり、学会関連活動などとすることで、業務の一環としてセミナーに参加できるようになる方もいらっしゃいます。



文責:牛山克巳(宮島沼水鳥・湿地センター/ ウェットランドセミナー運営委員)

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