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夜のカエルツアー! in 名無沼

石狩浜で #外来 カエルを捕獲?!アズマヒキガエルを捕獲して、外来種について学び、生物多様性の #保全 について考えてみよう。


活動の概要

石狩川流域ではアズマヒキガエルなどの外来カエルが定着し、生息分布を拡大させています。アズマヒキガエルは、アリを主な餌とすることから石狩浜に生息する世界的にも希少な大規模コロニーを持つエゾアカヤマアリや、種子をアリ散布に頼るイソスミレへの影響が懸念されています。そこで、アズマヒキガエルの一大繁殖地となっている石狩浜海浜植物等保護地区の付近に位置する名無沼にて、アズマヒキガエルの防除活動と勉強会を実施しました。アズマヒキガエルを入り口に、外来種について学び、生物多様性の保全について考えます。


活動の成果

名無沼に近い石狩浜海浜植物保護センターに夕方集合し、北海道に生息するカエル(在来2種、外来5種)についての説明とアズマヒキガエルに関する #勉強会 を実施しました。まず、アズマヒキガエルの胃内容物の液浸標本を見ながら、アズマヒキガエルが及ぼす捕食影響について説明を行いました。また、名無し沼の周辺に設置したアズマヒキガエルの侵入を防ぐ防除柵と捕獲のための落とし穴を参加者とともに見回り、大量に捕獲されたアズマヒキガエルや海浜道路を横断するアズマヒキガエルを観察しながら、石狩浜でアズマヒキガエルを防除することの意義について説明を行いました。


活動のポイント

アズマヒキガエルは、昼間はあまり目にすることがなく、夜になると活発に動き回るようになります。また、繁殖期には水辺に集まってきますが、それ以外では姿を見つけることが難しくなります。アズマヒキガエルの繁殖期を見極めて夕方から勉強会を実施することで、アズマヒキガエルの観察をしやすくなります。さらに、カエルはそれぞれ鳴き声が異なるので、鳴き声を覚えることで、もし姿を見ることができなくてもそこにどんなカエルが生息しているのかわかります。鳴き声に注目することで、活動終了後も、カエルや他の生き物の #モニタリング に役立てることができます。




文章・写真:更科 美帆(北海道外来カエル対策ネットワーク)

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