濤沸湖のすばらしい自然資源を、古くからワイズユースを実践してきた方々と、観光利用をする方々が、共存を図り後世に引き継ぐ #エコツーリズム を推進します。
活動の概要
平成26年度に策定した濤沸湖保全と利用のための #ルール について、新たな利用ニーズとして、カヌーやカヤックの乗り入れの計画が浮上し、利用するためのルートや期間、そして乗り入れるためのルールについて説明があり、それに付随する濤沸湖認定ガイドの制度変更について、今後ボランティア団体との意見交換を行い、改正案を検討していくこととなった。協議の中では、野生生物に与える影響や避けるべき期間などのほか、ルール対象外となっている漁業者の漁船を利用したツアーなどの提案がされた。また、アドバイザーである環境省へ、新たな野生生物の生息調査の要望を行った。
活動の成果
平成26年度の協議会発足以来、初めての会議開催で、当初からのメンバーがある程度交代し、改めて湖の利用状況などについて、定期的に会議を開催し、確認していく必要性が感じられた。湖とその周辺で行う調査の立ち入れについて把握できるようになった。湖の利用計画を策定していくことは、当初のローカルルールを積み上げていった環境省の事業のように、さまざまな利害関係者の思いをまとめる必要があり、また、野鳥などの野生生物に与える影響なども日頃の観察記録を含む詳細なデータから導き出す必要があり、一般行政が事務局を担当する協議会では、非常に困難な事業であることが確認された。
活動のポイント
道内にも多くの湖・湿地があり、同様の事例があると推察されることから、定期的なローカルルールの改正の実践例や施設等の管理体制など聞き取り、整理して参考にしていく。会議開催については、基本的にどういった内容の協議となるか事前に確認を行い、すりあわせを行う。定期的な会議開催については、主要なメンバーの日程調整を事前に行う。
文章・写真:高田浩昌(濤沸湖水鳥・湿地センター)
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