汽水湖は生きものの宝庫!どんな生きものがいるのかな?網やスコップを使って探してみよう。生きものの命のつながり、私たちの生活との関わりを感じよう
活動の概要
湖の中に入り、スコップ、ふるい、網などを使って、普段目にすることのない水の中、干潟にすむ生きものを探します。魚、エビ・カニ、貝など採取した生きものは持ち帰り、水産学博士(#専門家)、大学生による同定、解説で生きものの知識、興味を深めます。目的、対象や活動時間に応じて、標本作成や観察スケッチなどを行うと効果的です。汽水湖の生物多様性、生きものの命のつながり、私たちの食とつながりもある湿地保全の重要性を理解します。子どもを中心に幅広い年齢の方に参加を呼び掛けています。
活動の成果
・多様な環境、生物の多様性が高いことを感じることができます。
・水生生物が多様であり、野鳥の命を支えていることを理解できます。
・湖への関心が深まるきっかけとなります。
・ #漁業 が行われていること、自主規制(#ワイズユース)や研究者や漁業者の取組について知る機会となります。
・ #大学生、#ボランティア の方の環境教育活動の場にもなっています。
・協力者により安全に配慮出来ていますが、今後、救命胴衣の購入を検討しています。
・漁師さんとの連携し、濤沸湖でとれた魚介類を食べるプログラムなどを検討中です。
活動のポイント
・活動時期は7月下旬から8月上旬の大潮(水温高く、潮位の低い日時)。
・急に水深が深くなる場所や流れのある場所の事前調査が必要です。
・潮位が低い日時でも前日の豪雨等により増水の場合があり、注意が必要です。
・湖に入る際、湖岸のヨシ原との境は足がとられて転ぶ可能性があるので、スタッフがサポートします。
・サンダルや長靴で湖に入ると小石が靴底に入って痛いです。
・暑い日は水分補給に注意します。
・タンチョウ、シギ・チドリなどが飛来したら静かにして、何を食べているか双眼鏡などで観察する。
・水産学博士や大学生など、水の生きものや漁業について知る方と連携する。
文章・写真:秋山 恵美子(濤沸湖水鳥・湿地センター(網走市))
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