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雨竜沼湿原ファン感謝デー

今年の感動と感激に感謝して、「湿原ありがとう」に込めた #清掃 登山。黄紅葉に色付く登山道、草もみじに焼けた湿原を体一杯感じよう。今日が湿原フィナーレです。


活動の概要

湿原散策最終日に、登山道や湿原手の各テラス周辺や木道沿いで、落ちているゴミを拾い、湿原の美化に努めます。10月の晩秋、新緑に萌えた登山道の木々は黄・紅葉に色付き、湿原の遅い雪解けと芽吹きから開花と結実、そして全ての植物が独自の枯れ色となり、僅か150日間で三季(春・夏・秋)が駆けて、草もみじに焼けた湿原を散策しながらインタープリターします。今年の感動と感激に私たちが感謝を込めて美化清掃を行い、「今年もありがとう、来年もよろしく」と冬を迎える雨竜沼湿原のシーズンを締めくくる伝統行事です。


活動の成果

私たちのゴミ拾いの成果より、山登りや自然体験に係わる全ての皆さんの #マナー の向上で、雨竜沼湿原もゴミが見当たらない快適な散策が出来ます。ゴミの質も変わり、弁当空箱、空缶、タバコの吸殻の「捨てたゴミ」やフィルムケースやレンズキャップから、最近はペットボトルのキャップ、アメの包み紙、ポールのゴムキャップなど「気付かずに落としたゴミ」と、アナログからデジタルと時代を反映しています。またゴミ拾いをしながら散策する山ガールさんなど、嬉しい出会いがあります。

時々ヒグマが木道の上に大きな落し物(糞です)をしているが拾わない。散策者に、ヒグマも出没しているのでご注意を、のサインです。


活動のポイント

ゴミ拾いで登山道は休息場所で、湿原は各テラスの下やビューポイントで落し物が多いので、周囲を探します。木道の隙間など無理せず、火挟みが1本あると便利です。

秋は「花がないねぇ」と嘆く人に、登山道でヤマブトウ、ミヤママタタビなどの果実や、ダケカンバ、ハンノキ、オオカメノキなどの面白い形の冬芽を、湿原で草もみじを織り成す植物の枯れ色の微妙な色合いを見比べてもらい、エゾカンゾウやタチギボウシなどの種子の色と形など、「植物の個性と冬ごもり」を観察します。さらにツルコケモモの果実はクランベリージャムになる、など湿地の恵みを結びつけて他の湿原や山でも共通する「ウンチク情報」は喜ばれます。





文章・写真:佐々木純一(雨竜沼湿原を愛する会)

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