タンチョウが冬、給餌に頼らないで自然の中で餌を採れる環境をみんなでつくろう!
活動の概要
地元の方などの給餌活動により、生息数が増えたタンチョウ。しかし、給餌場への過度の集中は感染症蔓延の恐れなどがあります。そこでタンチョウを分散させるため、自然の中で餌が採れる環境作りを行います。湧水などにより、冬でも凍らない河川や水路の周りの藪や倒木を取り除いて、タンチョウが出入りできる開けた空間を造ります。作業は、#地元 の子供や #企業 のCSR活動の一環で行うことで、タンチョウの保護活動への理解を深めます。作業箇所には、タイマーカメラを設置して利用状況を調べ、その後の維持管理に活かします。
活動の成果
・作業の成果が分かりやすく達成感を共有できます。
・タンチョウが冬に、自然の中で餌を採れる環境ができます。
・作業に参加し、その後も継続して参加してもらえるなど保護活動への理解者が増えました。
・作業した場所を、タンチョウが出入りする際に使うなど、成果が目に見えて分かります。
・企業と連携することで、継続して管理作業に協力して頂くことができます。
・地元の人に作業に協力してもらうことで、地域の自然の豊かさを知ってもらうことができます。
活動のポイント
・刃物を使用する活動のため、#安全 管理を徹底する上でも事前に下見をする必要があります。
・作業地が個人所有地である場合は、事前に作業の了承を得る必要があります。
・参加者に対し作業前に活動を行う必要性を伝え、また冬その場所がどのようになるか共有することが大切です。
・作業の合間に必ず休憩時間を設ける必要があります。作業は継続して50分程度が良いです。
・野外での活動のため、参加者に長袖長ズボンを着用してもらうなど服装を徹底することが大切です。
・作業地を冬にタンチョウが利用したのか、作業に参加した人たちへ伝えることが大切です。
文章・写真:鈴木 敏祥((公財)日本野鳥の会 鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ)
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