オオジシギとその生息地を守る活動に携わる、日本とオーストラリアのメンバーが #小学校 を訪問し、本種の生態や保全の必要性について、子どもたちに紹介しました。
活動の概要
日本野鳥の会の「オオジシギ保護調査プロジェクト」活動の一環として実施しました。ウトナイ湖に近接する苫小牧市立植苗小学校の体育館で、同校3~6年生の児童40名を対象に、当会のプロジェクトメンバーが繁殖地である北海道での生態などについて、また、オーストラリア調査チームのメンバーが越冬地での生態や保護活動などについて、スライドを使って紹介しました。途中、オーストラリアのメンバー主導で体を動かしてゲームを行ない、また、オオジシギソングを即興で作り、みんなで歌いました。子どもたちからの質問にも答えました。
活動の成果
・勇払原野の一角にある市立植苗小学校の皆さんに、自分たちの住む地域に生息し、個体数が減少しているオオジシギに興味や関心を持ってもらえました。また、生態などについて知ってもらえました。
・言葉の壁はありましたが、オオジシギをテーマに、子どもたちはオーストラリアの調査チームと体を動かすゲームを行なったり、一緒に歌を作ったりなど、楽しく #交流 することができました。
活動のポイント
・植苗小学校は、毎年3年生と4年生の児童がウトナイ湖の野鳥をテーマに、ウトナイ湖サンクチュアリの企画する環境学習プログラムを受けています。
・今回の学校訪問は、5月に植苗小学校の教頭先生にまず話をし、実現したものです。
・今回の訪問を受け、学校側では地域のこと(オオジシギに限らず)を紹介した手紙を、植苗小学校の子どもたちからオーストラリアの子どもたち(オオジシギの保護活動を行なっている)へ送る計画を立てていました。
・2018年度は、学校訪問の他にもオーストラリアチームと日本チームとのオオジシギ合同調査(子どもたちも参加。調査地はウトナイ湖周辺の勇払原野)を通じた #国際交流 などを予定しています。
文章・写真:中村聡((公財)日本野鳥の会 ウトナイ湖サンクチュアリ)
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