保育園児年長を対象とする。季節を触ってみよう覗いてみよう。
活動の概要
七飯町 ななえ福祉会で運営している #保育園 の年長園児との自然の中での「色々なものみっけ」を中心とした活動。#四季 の区切りで活動をする、年4回。自然を大切にして欲しいとの思いはあるが、それは自発的に思わなければ持続はせず、こちら側からの投げかけではなく、自然は子供達にとって、心地よく・楽しく・美しく、かけがえのない友人であることを、活動を通じ感じ与えてゆけることを目指している。一年活動後、園児は小学校へ入学し、小学校での #環境学習 へのスムーズな理解への基盤となる。
活動の成果
・年長対象として次年度対象となる子供達には楽しみの憧れの活動である。
・保育者の自然へのスキルが上がる。(子供達からの無限の質問に正しく答えるため)
・2009年「全国ビオトープ・コンクール いのちいろいろ みんななかよく」にて金賞受賞(人と自然との調和、人と人との和を広げ、世界に開く環境教育を推進し、自然と共存する美しい地域の発展に貢献するものである)。受賞も素晴らしいと思いますが、この賞に応募するまでになる園側の自然への取り組み方が素晴らしいと感じます。
・4回目をむかえる頃は子供達の成長を感じる、森の中に入った際に色々な物を見つける速さが際立つ。
・四季の変化を通じ、自然全般の変化に敏感になる。
活動のポイント
・定点観察により変化に気がつきやすい、「春はこうだったが、夏にはこうなるのだね」などの前回との比較をしやすく、つながりを感じやすくなる。
・学校もそうであるが、園の方針、保育者の願い、理念、理想等があり、活動を考える際基本とすることは非常に大切である。
・活動中何度も子供の目線に腰をかがめ合わせる(子供たちが現実に何を見ているのか的確に把握する必要がある)
・子供たちの行動に必要以上に口・手を出さない。
・保育者の気がつかないであろう自然の中での子供達の行動を写真などを添えてわかちあう。
・この頃の子供たちは固定観念が少なく、故に何が面白かったと聞いた際に楽しかった事を、保育者や友達など周りの意見に左右され、自分が純粋に楽しかった事を心に留めておけない事が発生する場合があります。行動から見極めるスキルが必要である。
文章・写真:金澤 晋一(大沼ラムサール協議会)
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